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Windows以外のOSおすすめ一覧|無料で使える選択肢を紹介

Windows10のサポート終了やWindows11へのアップグレード要件に頭を悩ませている方、意外と多いのではないでしょうか。

とくに古いパソコンを使い続けたい方にとって、Windows以外のOSという選択肢は気になるところですよね。

macOSやLinux、ChromeOS Flexなど、実は無料で使えるOSもたくさんありますし、初心者でも導入しやすいものも増えています。

ゲームができるのか、仕事に使えるのか、PCとの相性はどうなのかなど、気になるポイントも人それぞれだと思います。

この記事では、Windowsに代わるOSの種類や特徴を整理しつつ、用途や目的に合わせたおすすめの選び方をわかりやすくまとめました。

Windows11以外のOSを探している方にも参考になる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ポイント

  • Windows以外のOSにはどんな種類があるのか全体像をつかめる
  • UbuntuやLinux Mintなど初心者向けの無料OSの特徴がわかる
  • 古いパソコンの再活用に向いた軽量OSの選び方がわかる
  • ゲームや仕事用途での乗り換え時に注意すべきポイントが理解できる

Windows以外のOSおすすめ一覧と特徴

パソコン用のOSはWindowsだけではありません。

macOS、Linux、ChromeOS Flexなど、目的やスキルレベルに応じて選べる選択肢が複数あります。

ここでは、それぞれのOSが持つ特徴やメリットを個別に掘り下げていきます。

自分の使い方に合ったOSを見つけるための参考にしてください。

macOSの特徴とWindowsとの違い

macOSはAppleが開発しているOSで、MacBook AirやiMacなどApple製のハードウェア専用に設計されています。

Windowsとのもっともわかりやすい違いは、OSとハードウェアが一体で提供されているという点ですね。

そのため、ドライバの互換性トラブルが少なく、購入した瞬間から安定した環境が手に入るというのが大きな魅力です。

デザイン系やクリエイティブ系の作業に強いとよく言われますが、実際にFinal Cut ProやLogic Proなど、macOS専用のプロ向けソフトが充実しているのは事実です。

また、iPhoneやiPadとの連携がシームレスなので、Apple製品をすでに使っている方にはかなり快適な環境になります。

一方で注意したいのは、macOSは基本的にApple製品でしか動かせないという点です。

今使っているWindows PCにmacOSをインストールする、ということは通常できません。

また、Windows専用のソフトウェアはそのままでは動作しないため、Microsoft Officeに関してはmacOS版が用意されていますが、業務用のニッチなWindowsアプリに依存している方は移行が難しいケースもあります。

macOSはライセンス費用がOS単体ではかからず、OSのアップデートも無料で提供されます。

ただし、Mac本体の購入が必要になるため、初期費用はWindows PCと比べると高めになりがちです。

無料で使えるLinuxの魅力と選び方

Linuxは、オープンソースで開発されている無料のOSです。

正確にはLinuxはOS全体ではなく「カーネル」と呼ばれるOSの中核部分を指しますが、一般的にはLinuxカーネルを使ったOS全般をまとめてLinuxと呼ぶことが多いですね。

Linuxの最大の魅力は、完全に無料で使えるという点です。

ライセンス費用が一切かからないので、古いパソコンに入れて再活用したり、プログラミングの学習用環境を構築したりと、コストを抑えながら幅広い用途に使えます。

ただ、Linuxと一口に言っても「ディストリビューション」と呼ばれるバリエーションが数百種類以上あります。

初めてLinuxに触れる方がいきなり全体像を把握するのは難しいので、選ぶときのポイントを押さえておくことが大切です。

初心者が選ぶ際のチェックポイント

まず確認したいのは、日本語対応がしっかりしているかどうかです。

インストール直後から日本語入力や日本語表示に対応しているディストリビューションを選ぶと、初期設定のストレスがかなり減ります。

また、利用者が多くネット上に日本語の情報が豊富にあることも重要です。

トラブルが起きたときに検索で解決策が見つけやすいかどうかは、実際に使い続けるうえで大きな差になります。

さらに、操作感がWindowsに近いかどうかも、移行のハードルを下げるポイントです。

デスクトップの見た目や操作方法がWindowsに似ているディストリビューションを選べば、違和感なく使い始められるかと思います。

ChromeOS FlexをPCに導入するメリット

ChromeOS Flexは、Googleが無料で提供しているOSで、既存のWindowsパソコンやMacにインストールして使えるのが最大の特徴です。

もともとはChromebook向けに開発されたChromeOSの技術をベースにしており、ブラウザ中心の軽量な使い方に最適化されています

導入のメリットとしてまず挙げられるのが、動作の軽さです。

OSそのものが非常に軽量なので、Windows10やWindows11では重くて使い物にならなくなったパソコンでも、ChromeOS Flexを入れるとかなり快適に動くケースが多いですね。

起動時間も数十秒程度と高速です。

インストールもそこまで難しくなく、USBメモリを使ってブートメディアを作成し、そこから起動してインストールするという流れになります。

まずはUSBメモリからの「お試し起動」で使用感を確認してから、本格的にインストールするかどうかを判断できるので、初めての方でも安心です。

ChromeOS FlexはGoogle Playストアに対応していないため、Androidアプリは基本的にインストールできません。

また、Microsoft Officeのデスクトップ版など、Windowsネイティブのアプリケーションは動作しません。

ウェブアプリやGoogleのサービスを中心に使う方向けのOSと考えてください。

UbuntuはLinux初心者に最適なOS

数あるLinuxディストリビューションの中で、初心者にもっともおすすめされることが多いのがUbuntuです。

イギリスのCanonical社が開発・サポートしており、半年ごとの通常リリースと2年ごとの長期サポート版(LTS)が提供されています。

Ubuntuが初心者に向いている理由はいくつかありますが、一番大きいのは情報量の多さです。

世界中でもっとも利用者が多いデスクトップ向けLinuxディストリビューションとされており、日本語のドキュメントやフォーラム、ブログ記事も豊富です。

何かトラブルが起きたときに「Ubuntu ○○ 解決方法」と検索すれば、たいてい誰かが同じ問題を解決している記事が見つかります。

インストール時の日本語環境のセットアップもスムーズで、インストーラーの指示に従って進めるだけで日本語入力まで使えるようになります。

デスクトップ環境にはGNOMEが採用されており、Windowsとは少し操作感が異なりますが、シンプルで直感的なデザインなのですぐに慣れるかと思います。

ソフトウェアの導入も、「Ubuntuソフトウェア」というアプリストアのようなツールが用意されていて、LibreOffice、GIMP、VLC media playerなど、定番ソフトをクリック操作だけでインストールできます。

コマンド操作が苦手な方でも問題なく使い始められるはずです。

Linux MintやZorin OSなど軽量ディストロ紹介

UbuntuはLinux入門の定番ですが、よりWindowsに近い操作感がほしい方や、もう少しスペックの低いパソコンで使いたい方には、Linux MintやZorin OSといった選択肢もあります。

Linux Mint

Linux MintはUbuntuをベースに開発されたディストリビューションで、Windowsに似た操作感を重視して設計されています。

画面下部にタスクバーがあり、左下のメニューボタンからアプリケーションを起動するスタイルなので、Windowsからの移行でもっとも違和感が少ないLinuxのひとつと言えます。

標準のデスクトップ環境「Cinnamon」は見た目もすっきりしていて、動作も軽快です。

Ubuntuのリポジトリ(ソフトウェアの配布元)をそのまま使えるため、利用できるソフトウェアの数もほぼ同等です。

Zorin OS

Zorin OSも「Windowsユーザーの移行先」を強く意識したディストリビューションです。

特徴的なのは「Zorin Appearance」という機能で、デスクトップのレイアウトをWindows風やmacOS風に簡単に切り替えられます。

無料版のZorin OS Coreでも十分な機能がありますが、さらに軽量な「Zorin OS Lite」も用意されていて、メモリが2GB程度の古いパソコンでも動作します。

見た目の美しさと軽さを両立したディストリビューションを探しているなら、有力な候補になるかと思います。

Linux MintもZorin OSもUbuntuベースなので、Ubuntuで利用できるソフトウェアやトラブルシューティングの情報がほぼそのまま活用できます。

Ubuntuよりも見た目や操作感でWindowsに近いものを求めるなら、まずこの2つを試してみるのがおすすめです。

Windows以外のOSに乗り換える際の注意点

ここからは、実際にWindows以外のOSに乗り換えようとしたときに知っておきたい注意点やチェックポイントを解説していきます。

OSを入れ替えること自体はそこまで難しくありませんが、事前に確認しておかないと「こんなはずじゃなかった」となりかねないポイントがいくつかあります。

古いパソコンを活用できる軽いOSの選び方

Windows以外のOSに関心を持つきっかけとして、古いパソコンの再活用を考えている方はかなり多いのではないでしょうか。

Windows10のサポートが終了するタイミングで、Windows11のハードウェア要件を満たせないPCをどうするか、というのは切実な問題ですよね。

古いパソコンに入れるOSを選ぶときにもっとも重視すべきなのは、そのOSが必要とするメモリとCPUの最低要件です。

たとえばUbuntuの推奨メモリは4GBですが、Lubuntuなら1GB程度でも動作しますし、Puppy Linuxのような超軽量ディストリビューションであれば256MB程度のメモリでも起動可能とされています。

ただし、軽量なOSほど初期設定や使い勝手の面でクセがあることも多いので、軽さだけで選ぶのはおすすめしません。

自分がそのPCで何をしたいのかを明確にしたうえで、必要最低限の快適さを確保できるOSを選ぶのがポイントです。

ブラウザでウェブ閲覧や動画視聴をしたいだけなら、前述のChromeOS Flexもかなり有力な候補になります。

Windows11非対応PCの再活用方法

Windows11は、TPM 2.0やSecure Boot、対応CPUなど、Windows10と比べてかなり厳しいハードウェア要件を設けています。

そのため、まだ十分に動作するスペックを持っていても、Windows11にアップグレードできないPCが大量に存在しています。

こうしたPCの選択肢として現実的なのは、大きく分けて3つです。

ひとつはLinuxを入れてデスクトップPCとして使い続ける方法。

もうひとつはChromeOS Flexを入れてブラウジング端末として活用する方法。

そして3つ目は、用途を限定してサーバーやNAS(ネットワークストレージ)として再利用する方法です。

とくに企業や家庭でWindows11に移行できないPCが複数台ある場合、ChromeOS Flexをまとめて導入してウェブ端末として活用するケースも増えているようです。

Windows10のサポートが終了した後もPCを安全に使い続けたいなら、OSの入れ替えはもっとも現実的な解決策のひとつです。

なお、Windows11の非対応CPUへの対処については、Windows11にアップデートできないCPUの原因と対処法で詳しく解説しています。

レジストリ編集やRufusを使った回避策に興味がある方は参考にしてみてください。

Windowsに代わるOSでゲームは遊べるか

「Windows以外のOSにしたらゲームはできなくなるのでは?」という心配は、かなり多くの方が持っている疑問だと思います。

結論から言うと、以前に比べるとLinuxでのゲーム環境は大きく改善されています

ただし、Windowsと完全に同等とまでは言えません。

その改善の立役者が、Valve社が開発している「Proton」という互換レイヤーです。

ProtonはSteam上で動作し、Windows向けに開発されたゲームをLinux環境でも動かせるようにする技術です。

Valveの公式ページによれば、SteamOS上で18,000本以上のタイトルが動作可能とされています(出典:Valve「SteamOS」公式ページ)。

また、SteamOSというValveが開発したLinuxベースのゲーム特化OSも注目されています。

Steam Deckに搭載されているOSとして知られていますが、一般的なPCにもインストール可能です。

ゲームに特化したLinux系OSとしては「Bazzite」も人気が出てきており、低スペックPCでもSteamゲームを楽しめる環境を構築できます。

Protonの互換性はタイトルによって異なり、特にアンチチートソフトを使用しているオンラインゲームでは動作しないものもあります。

ProtonDBというコミュニティサイトで各ゲームの動作状況を事前に確認するのがおすすめです。

なお、ゲーム環境は日々改善が進んでいるため、最新の対応状況は各公式サイトでご確認ください。

仕事用PCでWindowsから移行する際の注意点

個人の趣味用PCであれば比較的気軽にOSを変更できますが、仕事で使っているPCとなると話は別です。

業務で使用しているソフトウェアがWindows以外のOSで動くかどうかが、移行の可否を左右するもっとも大きなポイントになります。

たとえば、Microsoft Officeは、Word・Excel・PowerPointについてはウェブ版(Microsoft 365のオンライン版)やmacOS版が用意されています。

しかし、VBAマクロを多用しているファイルや、Access、VisioといったソフトはmacやLinuxには対応していません。

こうした業務上の依存関係を洗い出さずに移行してしまうと、仕事に支障が出る可能性があります。

また、社内のIT管理者が指定しているVPNクライアントやセキュリティソフト、グループウェアなどがWindows専用の場合も移行は難しくなります。

フリーランスや個人事業主の方であれば自分の判断で柔軟に対応できますが、企業のPCは管理方針に従う必要がある点にも注意してください。

移行前にやっておきたいこと

OSの切り替えを実行する前に、まず現在使っているソフトウェアの一覧を作成し、それぞれが移行先のOSに対応しているか確認することをおすすめします。

対応していないソフトについては、同等の機能を持つ代替ソフト(たとえばMicrosoft OfficeならLibreOffice、Adobe PhotoshopならGIMPなど)が使えるかどうかも調べておくと安心です。

また、重要なデータは必ず外付けストレージやクラウドにバックアップを取ってからOSの入れ替えを行ってください。

OSのインストールではストレージの内容が初期化される場合が大半です。

目的別に選ぶWindows以外のOSまとめ

ここまでさまざまなOSを紹介してきましたが、最後に目的別にどのOSが合っているかを整理しておきます。

ブラウジングや動画視聴が中心で、古いパソコンを手軽に再活用したいならChromeOS Flexが手っ取り早い選択肢です。

プログラミングやサーバー管理など技術的な用途にはUbuntuが定番で、情報量の豊富さも頼りになります。

Windowsからの移行で操作感の変化を最小限にしたいならLinux MintかZorin OSがおすすめですし、クリエイティブ作業やAppleエコシステムとの連携を重視するならmacOSが適しています。

ゲームを重視するならSteamOSやBazziteも有力な候補です。

大切なのは、自分が何をしたいかを最初に明確にして、それに合ったOSを選ぶことです。

どのOSも万能ではなく、それぞれに得意な分野と苦手な分野があります。

正確な対応状況や最新バージョンの情報は、各OSの公式サイトを確認するようにしてください。

Windows以外のOSは、無料で使えるものだけでもかなりの選択肢があります。

まずはUSBメモリから起動できるライブ環境で試してみて、自分の使い方に合うかどうかを実際に体験してから判断するのが、もっとも失敗の少ない方法です。

最終的な判断に迷ったら、各OSの公式コミュニティやフォーラムで相談してみるのもよいかと思います。

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